イラン政府による石打ち刑を止めよう!世界100都市同時キャンペーン


・イラン政府は姦通罪で死刑執行しようとしている
 現在、イランイスラム政権は、サキネ・モハマディ・アシュティアニ(Sakineh Mohamadi Ashtiani)さんを姦通の罪を理由に、石打ち刑で殺害しようとしています。
サキネさんは、43歳の女性で、二児の母でもあります。彼女の問題は、イランだけでなく、世界中で大きな波紋を呼んでいます。残念ながら日本のテレビ新聞など大手メディアではほとんど取り上げられていません。少数ですが、以下は、ネット上に流れているニュースです。
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2748089/6068666

・石打ち刑とはもっとも残虐な「死刑」

 サキネさんは逮捕された時点で夫殺害共謀罪と姦通罪に問われていました。しかし、裁判の中で警察は夫殺害への関わりを証明できませんでした。さらには、イスラム法を基にした姦通の罪も裁判では確定しませんでした。にもかかわらず、結局は裁判所はサキネさんに対して百回の鞭打ち刑の判決を出しました。
 野蛮なイスラムの教えならではの判決です。さらに驚くべきは、サキネさんはこの刑罰を17歳の息子の目の前で執行されたということです。サキネさんは二重の苦痛を受けたのです。
 現在も、サキネさんは収監され続けています。イスラム政権は、さらに重い刑罰をあたえるために、サキネさんをもう一度裁判にかけて、石打ち刑の判決を出しました。石打ち刑とは、民兵が受刑者に対して石を投げて殺すとというもっとも残虐な「死刑」です。

・キャンペーンで石打ち刑を止めよう

 このようなデタラメで野蛮なイラン政府に対して、WPI(イラン労働者共産党)が中心となって、国際的な反対キャンペーンが行われました。欧米各国をはじめとして多くの署名が集まり、イラン政府を追い詰めた結果、イラン政府は執行方法を「絞首刑」に切り替えざるを得なくなりました。
 サキネさんが無罪であるということはいうまでもありません。そもそも姦通罪などという女性の人権を無視した法律があること自体が犯罪的です。姦通罪とは、いわゆる「不倫」や結婚ではない恋愛を刑法罪として罰するというものです。日本の皆さんの中には、イスラムにはイスラムのルールがあるから仕方ないと思う人もいるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。イランの民衆は、日本や欧米社会の人々と同様に自由を求めています。政治的自由はもちろん、オシャレをしたり、自由に恋愛をしたり、そういうことを求めているのです。

イスラム政権維持のための残虐刑執行
 昨年の大統領選挙で、超保守派のアハマディネジャドが不正な選挙によって大統領の座につきました。それに対して、イランの民衆は強く反発し、多くの自由を求める民衆が弾圧の犠牲になり命を落としました。しかし、未だ多くの人々はイスラム政権打倒を願っているのです。つまり、イスラム政権は革命の危機にさらされているのです。今回の石打ち刑は、政権が残虐な刑を行うことで、人々を再び恐怖で支配しようとしているのです。サキネさん以外にも、現在22名の人が、石打ち刑の判決を受けています。サキネさんの処刑を許せば、彼らへの処刑も行われることでしょう。イスラム政権は、サキネさんと22名の人を、残虐に殺すことで、革命をつぶそうとしているのです。
 8月28日の14:00に、サキネさんと22名を石打ち刑から救い出すためのキャンペーンが世界同時に行なわれます。多くの皆さんが、キャンペーンに参加されることを望みます。 

日時:2010年8月28日(土)14:00〜
場所:国連大学
   〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5–53–70
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E5%9B%BD%E9%80%A3%E5%A4%A7%E5%AD%A6&oe=utf-&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&client=firefox-a&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl

呼びかけ人:WPI(Worker-communist Party of Iran)
イラン労働者共産党 日本代表
Jamal Saberi
ジャマル サーベリ

連絡先:


関連ポスター情報は、
http://rowzane.com/fa/annonce-archiev/62-edam/3913-1389-05-28-14-17-28.html
世界55カ国の102の都市で予定されている同時行動の情報は、
http://rowzane.com/fa/annonce-archiev/66-panahndegi/3773-1389-05-13-20-42-29.html