難民問題を一緒に考える9・22市民集会

難民問題を一緒に考えましょう!

国連大前座り込み強制排除3周年、イラン、トルコの人権抑圧、法務省の入管・難民行政を告発する9・22市民集会にご参加を!

 みなさんは、3年前の7月13日から9月22日までの72日間、トルコ国籍のクルド人2家族と1人のイラン人が、青山の国連大前で座り込みを続けたことを、おぼえていますか?
 いったいなぜ、カザンキランさん、ドーガンさんの2家族やジャマルさんらは、熱いコンクリートの上で無謀ともいえるような座り込みをしなくてはならなかったのでしょうか?
 それは、2家族やジャマルさんをはじめ大勢の人びとが、本国での迫害を逃れて、日本での自由で人間らしい生活を願って「難民」(政治的亡命者)としての保護を求めて申請をしているのに、日本の法務省がそれをかたくなに拒否し、収容所での自由のない非人間的な生活を強制したり、非情にも投獄、処刑等々の危険の待つ母国へ強制送還したりし続けているからです。
 あれから3年。日本政府は難民として認めなかったために、2家族は、さまざまな苦難の末に、それぞれニュージーランド、カナダに移住しました。ジャマルさんも、難民認定を拒否されたために、裁判で闘い続けています。
 カナダやニュージーランドの政府は、2家族を難民として受け容れたのに、なぜ日本政府は、かたくなに拒否し続けたのでしょうか。また、東京地裁は昨年10・31の判決で、ジャマルさんを「難民として認定されるべき」と判断したにもかかわらず、なぜ法務省は認定を拒み続けるのでしょうか?イランやトルコの人権抑圧の現状は、どんなものなのでしょうか?
 座り込み強制排除から3周年の9月22日、もう一度、当時を振り返りながら、世界と日本の難民問題、難民政策の現状への理解を深め、私たち日本の市民・労働者は何をなすべきかを考えたいと思います。ぜひ大勢の方のご参加をお願いします。

とき  9月22日(土) 6時から9時
ところ  豊島勤労福祉会館(池袋駅メトロポリタン口から徒歩5分、消防署となり)
     東京都豊島区西池袋2-37-4
     http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/index.html

主な内容
  ビデオ「04年9月22日、国連大前で起こったこと」
  基調報告「国連大前座り込みが問うたもの」雨宮剛さん(青山学院大名誉教授)
  「最近のイランの人権抑圧の状態」ジャマル・サーベリさん(イラン人政治亡命者)
  「トルコでの迫害と2家族支援の闘い」東文男さん(クルド人難民2家族を支援する会)
  「ジャマル裁判の現状と課題」酒井雅巳さん(ジャマルさんを支援する会)
  討論、国会から、連帯の挨拶など

主催/ジャマルさんを支援する会(代表・雨宮 剛)
連絡先/TEL 04―2998―5501 さかい