釈放は闘い本番への道!

 11月6日にフリーター労組主催の<あ〜そ〜首相宅見学リアリティツアー>の3名逮捕者は11日ぶりに釈放されました。危険極まりない言論自由の弾圧事件だったので、釈放を勝ち取れて良かったと思います!一応、無罪放免ではありませんが!?とは言え、早期対応で国内外へ弾圧の事実を訴えず支援を呼び寄せなければ警察・公安に計画(冤罪)をとことん進められていたのは間違いありません。支援のこれ以上の広がりを恐れた警察権力は3名方を釈放したのは確実です。しかし、警察権力は批判をかわすため微妙な引っかけを残しています。
 と言う事で、フリーター労組としては今後は闘い本番ではないかと思います。釈放を勝ち取ったとしても本来の課題は残ったままです。貧困者弾圧の事実を含めて、フリーターと労働者全体の権利の無視、セーフティーネット崩壊の事実、侮辱の事実、監視と格差社会強化の事実には何の変わりもありません。資本家はこれら悪政策を犯罪防止、戦争とテロの危機、景気復活と言う名の元で行っていますが、実際、激しさを増している階級競争と大衆抵抗の弾圧への仕組み(前倒し)は彼らの本音です。事実、共謀罪案がまだ可決されていないの公安の対応は共謀罪取り締まりを行っているような感じです。また、町中を歩く時に戦争中の感覚を持ちながら歩かなければならないって事もそうですが。そう、ある意味で資本家階級は間違っていません。彼らの危機感の原因は犯罪の増加、テロと他国からの攻撃にあるのではなく、第一にあるのは労働者大衆の押さえ切れない怒りの事実であります。
 10.26の弾圧は国会でも取上げられているようですが、それだけでは何も変わらず、議論は後60年継続するだけです。労働者主権の政治へのリアリティ参加と、社会的政策に意見を重心として反映させる事を実現させるには一体となった大衆運動が重要不可欠であります(守りの格好ではなく)。
 フリーター労組は国内外からのあっと的な支援を誇りに思うと同時に、今後の課題として同じ路線を拡大して行く事は重大ではないでしょうか。
国会の中を含めて社会の中でも警察、マスコミ、麻生首相(誰首相でも)を問い攻めるべきです。これは、労働者階級の低位に押し込まれているフリーターと非正規雇用の人々にとって<生きさせろ!>という当然で正当な権利主張であります。多いとなるこれらの人間にはわずかな余裕すら残っていません。資本化世界の元で人類に未来はありません!
(あちこちの警察の書き込みはともかくですが、腐ったインテリと右翼組織はまだ批判を続けているようです。相変わらずたいした議論をしていませんので相手にする価値もありません!)。

                                                                • -

<<<公安条例違反に関する最高裁判例
http://d.hatena.ne.jp/PledgeCrew/20081103
公安条例に関する最高裁判例を紹介し、解説してくれています。
リアリティツアーが「無届けだったから逮捕OK」という立論の人に、まずこのブログを読んでほしいな。
それでも「無届けはやっぱり逮捕!」といいたい人は、所轄の警察署に届け出てから街を歩くようにお願いします。申請方法がわからなければお問い合わせください。>>>

                                                                  • -

以下、麻生でてこい、リアリティツアー救援会の報告です。
http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/

「麻生でてこい!!リアリティツアー救援会 不当逮捕弾劾声明」に賛同をいただいたみなさま、ご支援をいただいたみなさまへご報告が遅くなり、大変申し訳ありません。
 10月26日に東京・渋谷で行われた「リアリティツアー2――62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」にて不当・不法逮捕された3名は、11月6日前、11日ぶりに釈放されました。
早々とメーリングリストやブログを通じてこの不当逮捕の問題を取り上げていただいたみなさまや、弾劾声明に賛同していただいた全国・全世界のみなさまの声(約700件:7日時点)により、3人が釈放されたものと感謝しております。本当にありがとうございました。
 6日19時から総評会館で行われた「でてこい3人!でてこい麻生!!麻生邸リアリティーツアーの不当逮捕に抗議する集会」には約250人の方々にお集まりいただき、3人も元気な姿を見せ、釈放を喜びあいました。
集会では、3人がそれぞれの言葉で当日の状況や拘留中の様子、そして支援者への感謝を述べました。また、会場で当日の映像を見ながら警察の無法ぶりを再確認し「何らかの形でやり返す」ことを決意しました。また、警察発表を無批判に流すマスコミの姿勢を批判し訂正を求めました。
「救援会」は今後、3人の不起訴を勝ち取るまで闘いを続けてまいります。
引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

11月9日
麻生でてこい!!リアリティツアー救援会

※賛同をいただいたアドレスにお送りしているため、重複して送られている方はお許しください。