イスラム政権はあらたに10名を殺害しました!


 
 死刑制度は政府による人間の殺害であり決して許してはいけません。死刑廃止の賛否はその国の政権の社会と人間の価値観に対する評価のノルマ上下を表します。どこの国でも社会の健全性をはかる場合はその政権もとにある刑務所の状況と死刑制度の賛否状況を目途にするべきです(刑務所の誠実さだけは目標達成の容認になりません)。
 イランイスラム政権の場合は設備の状況、誠実さなどは世界れべるよりかなり遅れていますが。さらに、肝心な法律の基準もまた世界法律からかけ離れています。
 こんなイスラム政権は、人口の割合を計算して、世界一処刑を多く執行しています。今年の死刑人数はすでに200数十名を超えていますが。このような死刑執行には一般犯罪を含めて政治犯の死刑も混じって行われていますが。事実上、長年に渡り人道機関の調査を拒否したり、秘密に死刑が行われる例も多い中で、司法の実態などに関する正確な情報を得ることは困難です。
 人道機関から繰り返しと人権状況悪化に対して警告が出されている中で、先日、野蛮なイスラム政権はテヘランの恐ろしい刑務所の中で10名を首締めにしました。長年人道機関の方から死刑の取り消しを求められていたファーテメ.ハギーガトパジュー(女性)と含めて他の9名は20代後半から30代の男性でした。
 これら人間の政府による殺害の執行は26日の深夜に行われました。被害者の遺族、家族ら、人道活動家、報道人は刑務所の入り口に集まるとそこに武装してマスクを被った警官がやって来ました。連中は大衆の反発を恐れている事は間違いありません。大量処刑に対する大衆の怒りは募るばかりです。
 死刑される人間の家族は順番に呼ばれています。人殺しの連中は獲物を殺した事を次々と知らせて、遺体の受け取り時間を決めています。このような人殺しの任務を果たして、社会へ、<安心しろ>、って言うのでしょうか。
 ファーテメ氏の若き娘たちも後に呼ばれました。先日、長女は精神病の妹と共に母親と最後の面会をしていました。<他に道はない、遺体を故郷に埋めて欲しい>、と母から言われました。しかし本当に他に打つ手はなかったのでしょうか。弁護士と人権活動家は被害者の遺族と会い、許しを求めました。残念ながら相手方の許しを得られませんでした。しかし、と言って、このようなやり方そのもは第一の問題ではないでしょうか。政府は最後に、死刑にするかないかの決着に関してその判断を一般同士に任せていますが(お金による解決)、これはまさに政府としての責任逃れに過ぎません。資本家・イスラム政権は社会の富を独り占めにしている一方で一般同士を争わせているばかりです。支配権のトップレベル責任者の不正な金集めの問題はますます脹らむ一方で社会問題は耐え難い状況になっています。大量死刑と異常な抑圧の上に出来ている政権は死刑制度を維持して当然です。そのお陰で大衆の様々な不満を力付きで押さえ込む手段、だからです。
 母親を亡くしてますます不安状況に陥った姉妹のところに国内外から多くの慰めのメッセジが送られています。彼女たちの今後の暮らしにイラン大衆の責任は大にあります。
他の9名の死刑者に関して今のところ6名の氏名しか確認されていません。
教師・政治犯のファルザード.キャマンギャルさんと、未青年時に死刑判決を受けているベへヌード.ショジャーイ氏の行方!
 先日にもお伝えしましたが、処刑の嵐が始まっている中で上記二名方の死刑の可能性も出ていました。一応、昨日の時点でファルザード氏とベへヌード氏の名前はありませんでした。さらに、両方の弁護士の方から国内外の報道官に連絡があり、事実確認が伝えられました。また、ファルザードさんの弁護士はファルザードさんと面会し、無事を確認ています。弁護士の言うに、現在ファルザードさんのケースは法務大臣のところに入り、再調査中であります。
 と言いながら決して油断出来ない状況が今後も続くと思います。現在状況として、国外からの多くの個人や組織、人道機関と同様で国内でも多くの教師、知識人などからファルザードさんの釈放を求められています。大変厳しい闘いだと思いますが、今後も多くの方の支持、支援をお願いするつもりです。
世界中での死刑制度の廃止を!
自由と平等を!
イスラム政権・資本家の打倒を!