パレスチナ人とイスラエル人、中東に平和と安心が訪れるのはいつの日か?

 先月27日から続いているガザ地域に対するイスラエル軍空爆。4日の時点て犠牲となっている人々の数は420名あまりで、その中の4分の一が一般人と言われています。また、負傷者は2千人程の情報です。怪我人、死亡者の間に女と子供が含まれている事は言うまでもありません。百四十万人と言われているガザ住民の80%に日常生活品が不足しています。このようで多くの人々は深刻な非道状況に置かれている事は浮かばせています。
 ガザ地区の詳細な情報については以下のブログを参照出来ます。
<gnarly>
http://d.hatena.ne.jp/gnarly/20081230#p2
<NEWS GARAGE>
http://d.hatena.ne.jp/milkbottle/20081231#p3
 他情報ですが、空爆を期に駐日イラン大使のアラグチともから08年12月30日付けの発言は時事通信に掲載されましたが、とんでもありません。イラン大衆に対して非道と抑圧を繰り返しながら、イスラエル(つまり7百万人あまりを)の地上からの抹殺を主張する反動なイラン政権には人権ぶったりする事は全く受け入れられません!以下で野蛮なハメネイとアハマディネジャード代表のアラグチのたわ言を見れます。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200812/2008123000330
 イスラム政権の物質提供の担いは単にハマスイスラム政治運動の評価のためと、自身の世界的な立場の強調、正当化に過ぎません。この連中はイラン労働者の当たり前の賃金を払わず、多くの子供たち(3百万人)から学校へ行く余裕さえを奪っています。これらの問題は大衆の多大な資産を不正に懐に入れたり、国外銀行に隠したりしたお陰で生じています。おそらく大衆から盗んだ金を人権支援に与える事を誰も歓迎しません。
 それだけではありません。パレスチナ民衆の空爆に対してイスラム政権最高指導者のハメネイからも呼びかけがありました。独裁者、非道な彼の呼びかけにわずかな支持者(234名)しか応じていませんが。イスラム政権のこんな情けは世界中のムスリムのリーダーシップを主張する一方で起きています。さらに、イスラム政権は44ヶ国となる中東などのムスリム議会にも緊急会議を開く事を呼びかけていました。その結果、わずか8ヶ国しか対応せず、会議が開かれませんでした。
 そして、証明期限切れのネオコンセルワチズム(新保守派)の代表、ブッシュも発言をして、ハマスはテロ組織であると指摘して、空爆の原因をつくった事で批判しています。だが、反動なイスラムテロ組織と並んでアメリカとイスラエル政権の軍事攻撃こそテロ行為であると言い返すべきです。
 ここでも一つ挙げたい代表的な意見ですが。カナダのモントリオール大学のユダヤ人教授から、イスラエル建国思想の見直し必要、と言う意見が報道に出ています。(http://www.jiji.com/jc/zc?k=200812/2008122900502
 しかし、ヤコブ.ラブキン教授の意見には根本的な過ちが生じています。それはパレスチナ住民の将来をハマスと言うような反動勢力に委ねる事です。これはイスラエル社会を現政権や他の愛国主義勢力に任せるという事に対しても同じ事を言えます。こんな意見の実現で深刻な現状に対して変化が訪れるとは考えられません。
 
紛争と憎しみ合いと反動を終わらせるのは人道主義と進歩的な傾向のみです!

 相変わらずだが、報道機関の役目は紛争中の両側の死傷を数えたり、今回の例にあたっては、どっちが先に一時停戦を破ったのか、違反者の探しに止まっています。つまり中立性を守ろうと言う訳だが。だが、言うべき事は、こんな報道を決して中立的とは言えず、決まった政治意向を背景にしている事です。その政治的背景はなにか?
 上記の政治的背景の割り出しにあたって先ず、今回の一時停戦はイスラエルとかハマスの本質からにしていずれ崩れていた事は間違いないと示して置きたいです。そして、パレスチナ問題に関するWPIの見解の紹介と、それを通して全体的な政治的背景と問題解決長期化のを原因を見る事ですが。この見解が中東状況の理解に役立てば光栄です。
 先に結論を述べようと思いますが、パレスチナ人とイスラエル人の共存は問題解決のカギであるとWPIが考えています。両方の住民の決意に委ねられるこの共存の形は、独立した国を持つなりに、共に一つの社会を築き上げる選択のどっちかであります。どっちらの選択にしろう、長年の対立を終わらせるには重要不可欠な条件は互いの生存、人権と人道、平等な社会的権利を認めた上で、守れる形態をつくる事です。この解決方針は最も公正、公平であり、早期解決を可能にする考えです。現実として、最も対立と紛争と民族的な嫌悪の繰り返しに呆れ果てているのはパレスチナイスラエル民衆及び世界中の多くの人々であります。つまりパレスチナでの平和を実現させるためには上記で示した2種類のテロリズム(現イスラエル政権とハマスなどの組織)の影響力をなくす事は重要になります。事実、これら反動な勢力の宣伝の影響は大きく、そのため大衆の置かれている状況と意思の表現は厳しくなったり、あまり聞こえて来なくなっています。パレスチナと中東に平和と安心感を持たすにはやはりこの大衆の意見を重心させて、戦争に反対する世界中の人々との連帯の実現です。
 ここでパレスチナ問題とイスラエル建国の歴史について深入りするつもりはありません。当時の世界情勢としては様々な事情が影響したり、関連した国々の独自の事情と利益が引っ掛けとなったのは確かです。中間の状況としてはイスラエルシオニズムとの戦いを代表して来たのはエジプトのナーセル及びアラブ愛国主義でした。しかしアラブ愛国主義は2度に渡ってイスラエルに敗れてしまいました(1967〜73年)。冷戦時代の影響は一方で、ナーセル政権の敗戦が引っ掛けとなってファタハとかヒズボラハマスのような勢力が登場して、段々と影響力を拡大しました。事実、このようなイスラム政治運動の拡大に最も有力な影響を与えたのはやはり1979年のイラン革命の後に出て来た現イスラム政権であります。イラン政権のハマスとかヒズボラへの膨大な資金や武器支援については言うまでもありません。が、この政権にとってパレスチナとかアフリカの他国(スーダンなど)を支援する理由はイラン労働者の革命の抑圧を完成させるめと、世界で影響力を拡大させるため(生き残る)でした。だが、イラン、アフガニスタンイラクスーダンなどで見れるようにパレスチナでもイスラム政権が実現した場合でも同じ抑圧がパレスチナ大衆に加えられるのは確実です。であれ、今も将来もハマス組織の存在はパレスチナ人とって有利な状況をもたらせません。
 悲しくも、こんな民族主義と宗教的組織とシオニズムの対立が原因でパレスチナの紛争が60年間に渡って継続して来ました。おそらく今後も同じ主張を持ち組織がこの地域で有力者として残っていればさらに60年とか永遠と紛争を繰り返します。 但し、現状を見る限り殺し合いと戦争に対して確実に批判は強力になって来ている印象を受けられます。これは何よりの事であり、将来への希望を膨らませます。大いなるこの反戦主義者の希望は人間らしく自由で平等な政界です。
 
アメリカ政権の計画、イスラエル政権の厳しい状況とハマスの計算間違い
 近年、アメリカ政権の中東政策として中東の一体化と工業化、民主化を方針にしていました。この政策の最大の担いは中東をアメリカの支配下に置く事でしたが。イスラムテロ組織の弱視イラクへの侵略はその計画の一環として行われて来ました。こんな政策の始末はイラクでの失敗と世界的な批判と、ブッシュ政権の任期期限切れでした。中東政策の今後はオバマに委ねられますが、これまでとたいして変わらない事は言うまでもありません。
 総選挙を迎えようとしているイスラエルは既に政権内で厳しい対立を続いています。カディマ党のアフール.オルメルト首相に対して右寄りで過激なリクード党のベンヤミン.ネティアホーと労働党から批判が強まっています。様々な問題がある中で、ガザ地区ハマスとの対応は重要であった事は確かです。
 まさにイスラエル政権内のこの対立的状況はハマスの計算間違いの原因をつくってしまいました。つまり、06年のレバノンへズボラとの戦争で良い成績を残しておらず、まとまっていない状況にあるイスラエルは新たな攻撃には余裕がないと考えていたようです。
 ともあれ、ガザ地区の包囲に続き空爆に対して既に多くの人権・人道機関または憎しみ合いと戦争に反対する人々の多くから批判の声が上がっています。その中で28日付けにテルアビブとオールシャリムで行われたイスラエル人とパレスチナ人の共同抵抗行動(2千名)を大いに称えて支持して行きたいのです。
 罪なき一般人を巻き込む犠牲にするハマスイスラエル政権を絶対に許してはいけません。イスラエル政権は直ちにガザ地区に対する攻撃をやめるべきです。反動な組織及び独自の利益を担っている諸政権はこの地域から手を引くべきです。イスラエルパレスチナの将来を当地住民に委ねるべきです。そのため必要なのは紛争をなくし、公正で公平な状況をつくる事です。これは国際社会の重要な任務であり、早期に実現されるべきです。
自由、平等、安心でモダンな社会をパレスチナイスラエルの労働者に!
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ブログ一貫にての関連記事は、
イスラムフォビアユダヤフォビア、パレスチナとイラン問題>
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リンク元
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パレスチナ子供のキャンペーン
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おとなり日記パレスチナ情報)
国際ニュース斜め読み 8/91 8% )
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以下、象徴的なハマス支持派ブログです。が、ハマスファタハは民衆的に選ばれたのではなく戦争と圧制のもとで、金と武器のお陰で力を持っているだけである。手ぶらの一般人にどうやってこれらの組織と向き合い論争しろうって言うのです。非常状態の今のパレスチナをどうやって民主的と評価出来るのか。ハマスファタハと反対である組織はいくつでどこにるのか。そんな組織を作ったら抑圧されないのか。抑圧を恐れているからこそ組織化がされていないのではないのか、...。現地で働き、自由、平等、和平、モダンな社会を望む人々(パレスチナイスラエル人き共通)だけがその地域の管理と将来の行方を決める権限を持つべきです。
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