イスラム政権の不正の大スキャンダル!

free_jamal2008-07-04

 先月中旬に国会財政捜査官を努めているアッバス.パリーズダル氏は逮捕されました。逮捕の原因は、国家的と軍事的な秘密情報を司法機関内から引き出したという事です。実際パリーズダルは逮捕される数日前に地方で演説をして、政府関係者が不正な手口を使用してとてつもない高額の財産を得している、と伝えています。また演説の中ではいくつかの関係者の実名と位置は取り上げられています。例え、過去4年間に国会議長を努めるや8年間は大統領に任務したり、現在もまたトップレベルの位置に就いているラフサンジャニとか、彼と同様の立場にある他の聖職者たの名前がそれらの一部です。また、司法機関や情報機関のトップの就任だったり、最も多くの財政を持っていると言われている<貧困者救済機関>の責任者たちの名前も出ています。パリーズダルによって引き出されている書類は数千ページにも上ると言われています。これは大スキャンダルである事は間違いありませんが、その広がりを止めようとして政府関係者と国会議員の数人の方からパリーズダルの評判とか彼の国会での位置を否定するような発言が出ました。しかし、事実として情報機関はパリーズダルを国家秘密情報を許可なしに手に入れて公開にした容疑で逮捕しました。さらに、この事件に関わったとして他に数人の議員と関係者までも情報機関に呼び出されたり、十数時間に渡っての尋問を受けています。情報機関の対応は問題だとして不満を口にする議員も居ますが、そのため国会状況は困難しています。
 長年に渡って一般市民のどんな小さな批判を許さず、激しい抑圧を繰り返して来たこの連中は、このように権限を利用して国の多いと成る資源と土地と企業を家族ぐるみとか知り合い同士で収得しています。しかし、この時期にして何故このように前代異例と言うべき事件は政権内から出て来ているのでしょうか。それの理由としていくつかをここで取り挙げようと思います。もっとも重要な理由として挙げられるのはやはりアハマディネジャード政権の政治的と経済的な失敗なのです。ここ三年の間で社会の深刻な状況は以前よりも酷い方向へ進んでいます。実際、最近の物価の値上げもあって、インフレ経済の確率は60%を突破しています。失業率は30%以上で、生活基準の以下で暮らす人々は特に70%を超えています。また、貧困は広がっている一方で小児の労働は増えていますが。しかし、こんな状況の中でもっとも深刻な問題として注目するべきなのは低賃金に続いて、数ヶ月分から1年分余りの賃金未払いの事です。この問題を含めて、低賃金と厳しい労働条件は国全体の同一問題として存在しており、石油関連企業と製鉄企業と車の製造企業の大企業と中小企業や教育現場で働く労働者皆の頭を悩ませています。他として拡大する社会問題と犯罪と差別と不正と格差を耐えず、抵抗する人々の姿ですが。しかし彼らに対するイスラム政権の仕打ちは決して生温い事ではありません。今年の年明け前後にも学生は大学の軍地基化と皆を監視下に置く事や男女区別に対して、イスラム保安支部を学内から無くす事と思想と組織作りの自由化とか大学の設備の改善を求めた時に大量に追い出されたり、逮捕されたりや命を奪われる事件に遭ってしまいました。他方で、この事件と同時に数名の人権活動家の逮捕を起きていますが。また、去年のメーデーに集会を開こうとして逮捕されていた13名は、今年の4月に裁判から判決を受けて、全員は鞭打ちにされました。同じ理由で逮捕されていたパン職員組合委員長のマハムード.サレヒ氏は14ヶ月の刑期を得た後に釈放されました。刑期5年間を受けたバス運転手組合委員長は、国際社会からの釈放要求があったにも拘わらず未だ刑務所に居ます。2年前の抗議集会の実行に問われていた教員組合の委員長は今年の2月に裁判から3年間の刑期を受けてしまいました。同じような仕打ちを受けながらそして、二名の仲間が命を落とした末にフタッペ市労働者は未払い賃金を求めて51日間に及んだストライキを実行しました。問題解決に当たっては会社側から二週間の余裕が求められましたが、その約束と他の問題の解決は未だ不明のままです。抵抗とストライキは他の企業でも起きています。また丁度一週間前ですが、、政府関係者の不正の暴露と貧困の拡大と物価の値上げに対して大都市のテヘランとマシュハド、シラーズ、等で数万人規模のデモがありました。その間に200百名余りは逮捕されていると言われていますが。結局どんな批判と都合に合わない事に対して力付きで押さえようとしているにですが、これはまさにごろつきで大盗賊でもあるイスラム政権の中心的な連中のやり方です。
 パリーズダル自身について言うべき事は、アハマディネジャードの支持者として知られている彼だが、逮捕後に本人もまたこれまで行って来た経済的な不正は明らかにされて来ているようです。そして、現在アハマディネジャードのテヘラン市長任務時の経済関係も捜査中だそうです。つまり話をまとめようとしたらば、盗賊たちは互いに噛み付いていると言う事です。こんな大スキャンダルを起こしているアハマディネジャードつながりの目的は他でもなく、自分たちの方へ向けられている国内外からの批判と圧力をかわそうと思っているからです。おそらくこのような事件は先進国で起きた場合その政権は解散に追い詰められていたと思いますが。果たして古く腐ったイラン体制は今度の危機を無事にかわせるのでしょうか。事実として、この間のテヘランでのデモでは人々は、<イスラム政権はいらないらない!>、と叫んでいました。この叫びは70%以上の国民と学生と労働者と女性と教員の本音であるとしか思えません。どんぞくに陥っている資本家とイスラム政権の保守派と改革派に変わって我々イラン労働者共産党の出しているオルターナティブは、<今日にも社会主義を!自由と平等を!>、と言うものです。すでに様々な所と社会分野での組織化は進んでいます。そして、多いとなる反体制派の人々はいつかのチャンスを持っているようにイスラム政権の打倒を実現しようと思っています。多くのイランの人々と労働者の大切となるこの希望の実現を望みます。大盗賊たちと人道犯罪者はイラン労働者と多くの犠牲を出している人々によって裁判に掛けられる日はそう遠くないはずです!(写真:北部、マシハド市でのデモ)
       
             社会主義共和国を!