金融機関倒産の津波と11.2大集会!


 
 <市場経済を信じていたのは過ちだった>!先週の木曜日付き、このような発言をしたのは1987年から06年までアメリ中央銀行のトップを務めていたグリーン.スペンです。国会の中で過ちを認めたグリーンは、大金融機関倒産の津波から完全にショックを受けた様子でした。
 <百年ごとに一度は資本化を襲う大危機>、と言われている。その意味は何か。多くの労働者から職場、家、社会福祉、自由教育、生きる権利を奪う一方で、金融を救うためならアメリカ、ヨーロッパ、日本、中国とオーストラリアまではとてつもない金額を入射する。しかし、各国政権の告白によると、それでも問題解決には全く役立っていないし、役立つ予定もないと言っています。
 カール.マルクスの言うに、<利益の増加は資本主義の基本です>また、<動かない資本は腐った遺体と同様>です。こんな血も涙もない資本主義を救える方法は世界中からくず紙の金を掛け集める事にあるのではなく、我々労働者の暮らし、命を襲う事と搾取の強化にあります。何故なら、利益をつくれるのは他でもなく労力のみだからです。
 経済不況の長期化と資本主義の行き詰まりは政界を左右させています。そんな中で闘いの放棄を歌う政党、グループ、労組の担いは労働者大衆の頭の上を通して社会の行方を決めようとしています。しかし、言うまでもなく、労働者は街頭へ出ない限り自分の権利を守る事は出来ません。例えどんな組織であろうと、労働者の権利主張に対して条件付けるようであれば(どんな小さものでも)その組織への期待は大きな過ちであります。
 これ以上に苦しみを耐えたくない、痛み付けの理屈そのものに納得出来ない、仲間と自分の犠牲を許さない、明日からでも状況の回復を望む労働者は11.2に街頭へ出よう!人間としての存在を叫ぼう!人間としての価値観を取り戻そう!全てのものを作っているのは優秀である労働者です。その労働者には社会と自分たちの管理も地球を救う事も出来るのです。資本家は邪魔なものだけです!大きな明かりを現在と将来へ照らそう!資本家に向けての労働者の津波を!
以下、動労千葉支援会からの呼びかけです。
http://www.geocities.jp/dorosien28/index.html

 
 底無しに拡大する金融危機の波を受けて、世界中で工場閉鎖、企業倒産の嵐が始まっている。いっさいの犠牲が労働者に押しっけられようとしているのだ。この1年間で失われた株式総額は実に3000兆円に上るという。全世界のGDP・国民総生産は4800兆円だという。その6割以上が吹きとんだということだ。
 とくに自動車、住宅は壊滅的だ。「ビッグスリー」と言われてきたGM(ゼネラルモータース)の株価は実に1950年の水準まで落ち込んだ。GMも、フォードも、来年には姿を消すだろうと言われているのだ。米政府は、金融安定化法案で、7000億ドルの公的資金を投入することを決めたが、しかしそれは住宅ローン10・6兆ドルのわずか6%強に過ぎない。こんなものは焼け石に水に過ぎない。まさに資本主義の終わりが始まっている。この時代を変えることができるのは、労働者の団結した力だけだ。11・2労働者集会へ!全力で結集を!