ファルザード.キャマンギャルさんの母親の訴え!


 
ファルザードさんの母親は7月11日の裁判の決定を知った後このようにコメントして、気高い人々と人道機関と人道活動家へ助けを求めています。
...ファルザードは本当に愛しい人間です。そういうふうに主張しているのは母親の私だけではありません。街中(カムヤーラン)とか学校の子供たちの誰を尋ねてもそう言います。事実、彼は今まで多くの人々を助けて来た人間だからです。果たして人助けをする事は罪なのでしょうか。彼の犯している罪はこれだけです。そんな意味では皆さん、もはやファルザードは私だけの息子ではありません。皆さんの息子であり愛しい友人でもあります。どうか、皆さんと人道機関などは力を合わせてファルザードを救って下さい。イラン政府は今まで私の家族と親戚の人17名を殺しています。もしも、ファルザードまで殺されてしまえば私はこれ以上の苦しみにに耐えなくなります。彼は無実です。どうか皆さんお願いだから力を貸して下さい!
 これはファルザードさんの母親の誠実な訴えです。事実、弁護士の説明によると、イラン政府は十の根拠のない容疑をファルザードさんに着せようとしています。しかし、これらのどれ一つについても一切の証拠がありません。死刑の決定を出している裁判官はただ情報機関の主張を鵜呑みにしているだけです。
またファルザードさん自身が、私はクルド州の教師組合以外に他の組織と政党には一切の係わりはなく、他の容疑についてもまったくのでたらめだ、と明言しています。
 また、国外にある、ラジオ.ファルダーという局のインタビューに答えている非正式教師組合員の一人は自分たちの置かれている今の状況をこのように語っています。我々の経済的と社会的な状況は大変厳しいものです。まるでこの国で教師には何の立場もないようです。政府にとって、教師はただ学校に行って言われた事を子供たちに教えたり押さえ込んだりをすれば良いのだそうです。また、将来の社会人を育つ仕事に努めている教師は、子供たちの経済的な問題とか、勉強しているかないのかの問題には気を使わず、どうであろうと教え子たちをひたすら押さえ込む事だけが教師に求められているようです。実際、我々は自分たちの経済的と社会的な問題とか子供たちの問題を社会と政府に訴えようと、全国の教師から掛け集めたお金でネットサイトを立ち上げようと考えていました。しかし、そのための費用をサーバーに払っていたにもかかわらず、政府はこのネットサイトの立ち上げを中止してしまったのです。また、政府は我々の立ち上げるブログでさえを制限してしまうのです。これはイラン教師の受けている抑圧の実態です。こんなようで、全国の教師のネットワークのつながりはどんなに厳しいものなのかがお解かりに成ると思います。  今、特にファルザードさんの問題について我々は何とか教師組合員を集めて今後の対応の事を話合おうと思ってます。本当に、弁護士も言っているいるように、ファルザードさんは無実です。我々も多くの人々と同じようにファルザードさんの事を信じています。しかし、彼を救うためにはこの事実をより多くの人々に知って貰う必要があります。今後、キャンペーンを立ち上げているファルザードさんの仲間と家族と弁護士と方針を合わせてやって行こうと考えていす。
 更に、ファルザードさんのキャンペーンには世界的に有名な人道活動家のミーナ.アハディさん(女性)も取り組んでいます。現在、ミーナさんは<イスラム社会の女性人権問題>と、死刑制度廃止の運動を行っています。ミーナさんは他に、ヨーロッパを拠点にしている、<EXモスレム>(無宗教派)と言う組織と、イラン労働者共産党(WPI)の中心メンバーの一員としても活動しています。事実、ミーナさん自身も過去にして家族がイラン政府によって死刑された事があります。そんな彼女も今ファルザードさんの支援の呼び掛けなどをしています。
反処刑制度のホームページアドレス:(英版)
http://www.adpi.net/
ミーナさんのメールアドレス:
minaahadi@aol.com
ファルザードさんの署名への賛同はこちらで:
http://f-kamangar.hra-iran.org/index.html
ファルザードさん支援会のメールアドレス:
Farzad.kamangar@gmail.com
 
 多くの方に支援を寄せて貰うようお願いいたします。

      無実なファルザードさんを共に救いましょう!
        彼の母親の誠実な声に答えましょう!