政治犯の死刑判決に対する抗議とデモ行進の呼び掛け!




(写真:テヘランの東南部に発見されている政治犯の集団墓場のカーバランです。カーバランはイランのただ一つの集団墓場ではなく、最も知られている方なのです)http://www.khavaran.com/HTMLs/Resolutiono-khavaran08.htm
 1988年の夏の終わり、に突然、政治犯との面会が禁止されました。数週間後に家族が刑務所を訪れると、殺された夫、娘、息子、兄弟の荷物を渡されました。わずか数分に過ぎない裁判を受けた後に処刑された政治犯は一万人を超えていたと言われています。このような大量処刑は1982年に続く2度目の出来事でした。
 以前は大衆の革命を弾圧するためでしたが、1988年の弾圧はイラン.イラク戦争後の民衆の反乱と抵抗を押さえ込むためでした。このような非道を通して恐怖社会を作り出すやり方は、イスラム政権の常套手段です。これまで公開.非公開で死刑にされた政治犯は十数万人と言われています。
 そして、1988年の大量処刑の20周年にあたる今年、野蛮極まりないイランのイスラム政権は、政治犯の死刑を強行し続けています。事実、8月の5日に一人の政治犯が南部州で死刑にされてしまいました。また、7月には、わずか一週間で50名の死刑が執行されています。殺された人たちの半数あまりには、まったく何の情報も公開されていません。
 現在、学生、教育労働者、民間労働者、女性、人道活動家などに対する厳しい抑圧が続いています。実際、自由.平等と人間らしい社会を求めて逮捕された活動家の中には、死刑判決を受けている多くの方がいます。国際教員労組(EI)と国際運輪労組(ITF)の支援を受けている教師組合員ファルザード.キャマンギャルさん、彼の仲間であるアリ.ヘイダリャンさん、ファルハード.ワキーリさん、ジャーナリストのヒーワ.ブーティマルさん、アンワル.ホセインパナヒさん、アドナン.ハサンプールさん、そして学生のハビーブオッラ.ラティーフィさんに対する死刑判決はそのほんの一部です。
 イラン.イスラム政権のこんな野蛮なやり方、言論の自由と平等の声に対する圧殺と政治犯の大量処刑を絶対に許してはなりません。以下の要請にて集会とデモ行進を呼びかけます。多くの団体と個人のご協力と参加を、切にお願いいたします。
*ファルザード.キャマンガルさんと仲間の釈放と公正な公開裁判を!
*ファルザードさんの支援者と家族に対する追跡、脅迫、逮捕を直ちに止めよ!
*全ての政治犯に対する死刑判決を取り消し、直ちに釈放せよ!
*自由.平等と人間らしい社会を求めている民衆への圧制を止めよ!

日 時:未定
場所:未定
目的地:イラン大使館