偉大なマールクスが世界中をかけ回る!


 マールクス主義に対する検閲はマールクス自身の時代からはじまり今に至っています。マールクスが生まれて今年で丁度190年経っています。マールクスに対して絶対的な摘心を持つ資本家は、もしも出来たのならタイムマシーンをつくり、アルカイーダ連中を乗せてマールクスの両親を暗殺に送り込んだだろう!しかし、この資本家はやはり狂っています。もしも190年前にマールクスは生まれていなかったにしろ、こんなに資本化が卑劣である事は明らかになっている以上は、今日中にも多くの労働者と知識人はマールクスのような歴史学を引き出したのは間違いありません!
 マールクスは世界を掛け回っています。この事実をガーディアン、シュピーゲル通信のような資本家自身のメディアでさえ指摘しています。新自由主義に対して望みを失っている若い学者、若者、多くの人々はマールクス作本の読書を求めています。大出版社によると、マールクス関係の本の出版は3倍に跳ね上っています。マルクスに再度関心を示しているのは一般人に限っていません。資本政治家の中での、ある程度はマールクスの予測を認めるべきではないか(ドイツ首相)、ってどうどうと発言しています。これまでは、資本化システムはいつも不況と伴い、しばらくして再度回復するよ、と言う主張があった。しかし、今回の世界金融機関の危機は1930年時よりも深いと言われています。例え今回の危機を回復出来たにしろ、そのためどの程度の犠牲者が出るのだろうか。その予測は想像を絶する位です。そもそも、こんな狂った資本主義を維持する必要はどこにあるのだろうか。今更頭をフル転回させるまでもないと思います。資本化は少数派の資本家以外に利益をもたらしません。マールクス・エンゲルス預言者ではありません。彼らの研究は科学的歴史・社会学・数学を元にして出来ています。やはり金儲けを愛する資本家(人間・社会の将来に興味ない)にはタイムマシーンを考えるしか...。それもダメダメでしたか!
 資本主義の今度の崩壊状況は突然と現れて来た訳ではありません。ソ連崩壊後に、自由主義経済の世界的なバガ騒ぎの真っ最中だった時、社会主義評論家のマンスール.へクマトはこのような分析をしていました。このバガ騒ぎと社会主義に対する攻撃は一時的な流れに過ぎません。国家資本主義・ロシア愛国主義国家に過ぎなかったソ連の崩壊はマールクス社会主義・労働者社会主義には関係ありません。もしくは、ソ連崩壊を我々は歓迎します。スターリンモデルの経済崩壊によって、60年あまりの間労働者の手から遠ざがっていたマールクス主義はもう一度労働者のところへ戻るようになるからです。果たして、15年前のあんな大騒ぎの中でこのような分析をしたマンスール.へクマトこそ偉大ではないでしょうか!
 マルクス主義の課題は人間である。マルクス主義なしでは人類の未来は真っ暗闇です!人類にマールクスを超える時代も来ますが、それは資本主義の崩壊と社会主義の実現の後です!人間社会の進歩は永遠です!
マールクス社会主義と自由・平等を!資本家から人間を奪い戻そう!

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