景気回復を後回しにするオバマ政権!

オバマ政権の失敗で、8年後のアメリカで人種差別が広がらない事を願ってます!
オバマ氏の担いは人種差別を無くすところにありません!
●人種差別を起こしているのは白人ではなく階級的差別を望んでいる資本家権力であります!
アメリカ社会と世界に本当の<CHENGE>と幸福をもたらせるのはアメリカと世界のラディカルな労働者組織であります!
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 例外的にも一年あまり前からはじまったアメリカの大統領宣伝。戦争と宗教的対立を政策の中心にしたブッシュ政権に対してあまりに批判が強まっていた事がその理由だったのです。厳しい状況に追いやられた資本家マスメディアは、初の黒人大統領のオバマかそれとも初の女性大統領のヒラリ.クリントン誕生なのかを棚に上げて必死な報道をしました。共和党のマケイン上院を加えて三角の激しいバトルが一年の関続き、結果的には<黒人>のオバマが大統領就任を得ました。本当に人種差別に苦しんでいる人々にとってこのニュースを嬉しく思った部分もいる事は間違いありません。しかし、オバマ大統領が本当にアメリカ範囲だけでも人種差別を無くす事は出来る、目指しているのでしょうか。オバマ氏にとって黒人、白人の労働者と黒人、白人の資本家のどっちが優先なのでしょうか。
 去年9月からますます激しくなった世界経済情勢の中でオバマ政権に解決対策の期待が託されています。だが、就任式でも見られたように、その以前からも<YES、WE CAN CHENGE>の言葉が出て来ませんでした!?どうやらオバマ政権ははじまる前に沈みかけているようです。それもそのはずですが。この大統領就任式に演説でも再確認されたのは経済回復に時間が掛かる事でした。民主党政権オバマがいったい何をしようとしているのか。そして、一刻も早い経済回復を望んでいるアメリカ労働者は後どのくらい苦しい状況に耐えなければならないのでしょうか。
 大統領就任式演説で愛言葉にしていたオバマの<YES、WE CAN CHENGE>は一度も出ませんでした。その代わりに繰り返されたのは<神>の言葉とアメリカの愛国主義でした。つまり、一体となって凄まじい勢いで世界を襲っている金融危機を乗り越えようと言うのです。だが、言うまでもなく、神は教会とモスクにより多くの募金をする連中の見方であり、また、愛国主義を称える政策に隠されているのは支配権を資本家に対して抵抗を避ける事、苦しいみに耐え続ける事であります。そう、黒人のオバマ大統領の支えは白人と黒人の労働者ではなく神と資本家であります。結局、後しばらくアメリカの社会的格差と人種差別がなくなる予定にないのです。他と同じく、オバマ大統領もまた労働運動と社会主義運動の広がりを警戒するには間違いありません。
 基本的にアメリカの資本化をさせているのは共和党民主党の両方です。両党の間に野の支え方に関して違いが生じていますが、基本的な担いについて根強い束を交わしています。そもそも今回のアメリカの経済的、社会的な問題は人種差別で二分割れしたりした訳ではありません。だが、バガけたブッシュ政権の例外的な支持率の低下と社会の怒りの勃発の危険性があまりも多く、止む得ず一年前から選挙話が引き出されて来ました。その形もまた社会的な問題で知られている女性の社会的位置(イスラム社会などと全く比べものにならないが)や人種差別をテーマにする事でした。特に人種差別がテーマになれば盛り上がりは絶好調です。でも忘れてはいけないのは人種差別を起こし、維持し続けて来たのは白人ではなく権力者たちと資本家である事です。おそらくアメリカの今の人種差別の状態は過去とは大きく変わっているはずです。事実、政府機関には特に多くの黒人が上位のポストに就いています。であれ、今更黒人が大統領就任を得てもそれは社会の根本的な経済と政治問題の解決に結びつける事は考え難いのです。
 マスコミのこのような手品とプロパガンの担いは支配権を中心に資本家政権を襲う階級的競争の激化と労働者大衆の怒りの勃発を緩めたり注意をずらすところにあります。マスコミのこんな報道と違ってアメリカ労働者の多くはオバマ民主党政権の本質に対して何の戸惑いを持っていません。また、ブッシュ政権に続きオバマ政権も透明な経済的、社会的な政策を持っていない事は明らかです。即時の経済回復の実施を出来ないオバマ政権に対してアメリカ労働者の怒りの回答をぶつけるべきです。数百万人の失業者を出している労働者に資本家の白人、黒人大統領話に時間を費やす時間などはありません。今後のアメリカと世界に本当の明かりを照らせるのは自由、平等、人間らしい環境を望む世界のラディカルな労働者組織、政党であります。
 オバマとヒラリがブッシュ政権によるイラク侵略問題を批判し、軍隊の撤退を宣伝と政策の特徴に挙げていました。だが、事実として、世界中から批判が集まった以上にブッシュ政権が続いてもイラクからの撤退せざれを得ませんでした。オバマ政権のイラク、イラン、アフガニスタ、パレスチナなどの今後の政策は見ものです。
 核開発を続けるイラン政権に対してオバマ氏の視線が許し難いもののようです。事実、今回のイスラエル政権によるガザ地区空爆問題の背景にはイラン政権とイスラエル政権の対立がありました。両国の政権はオバマ氏の大統領就任を向かえに睨み合いを通してアメリカ政権に圧力を掛けようと思っていました。核開発をを打ち出して飛び込んで来たアハマディネジャードとって国内外の批判が厳しく、見せ場を見つけるには必死です。有利な状況でアメリカと国際社会との競争を担うイスラム政権は色々とオバマに期待を寄せていました。そんな期待が得られず孤立しているイスラム政権にとってハマスを強力に見せかけてイスラエルアメリカ政権に圧力掛ける作戦は最後の手段でした。イスラエル政権と同様だが、ハマス組織の担いもまたイラン政権と共通していましたが、多くの女、子供を犠牲にしながら(許し難い)作戦が失敗に終わった事は言うまでもありません。20日あまりの空爆によるガザの一般人犠牲は微妙な停戦で一応収まりましたが、オバマ外交政策イスラエル、イラン政権の今後の動きから目を離せない状況が今後も続きます。

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